- 第2章 GPUと専用計算機の仕組み
章トップ(目次)
2-1 GPUとは何か
2-2 並列計算モデル(SIMD / SIMT)
2-3 GPUのメモリ階層と帯域
2-4 スレッド管理とスケジューリング
2-5 GPUが得意な処理・不得意な処理
2-6 GRAPE計算機の誕生
2-7 GRAPE-1の構造と思想
2-8 GRAPE-DRとASIC化
2-9 CPUとGPUの違い
2-10 専用計算機の思想とFPGAへの継承
▶ 第3章 FPGAの仕組みへ
専用計算機の思想はFPGAへ受け継がれた
GRAPE-1およびGRAPE-DRが示した本質は、
CPUの命令実行を高速化することではなく、
計算モデルそのものを回路として実装する
という思想でした。
ASICによる専用計算機は、
性能と電力効率の面で圧倒的な強さを持つ一方、
設計後に回路を変更できないという制約も抱えていました。
この制約を取り払う存在が
FPGA(Field Programmable Gate Array)
です。
FPGAは専用計算機の思想を保ったまま、
回路を再構成可能にした存在だといえます。
FPGAの構造と設計思想については、
次章「FPGAの仕組み」で詳しく解説します。
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